吉川よしひろ〜スタンディング・チェロのご報告〜
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先日10月24日(月)、当ホテルのレストランひむかにて音楽イベント
「吉川よしひろ〜スタンディング・チェロ〜」を開催致しました。
月曜日にも関わらずお忙しい中お越しくださったお客様方、ありがとうございました。
さて、19:00からお客様にはお食事を楽しんでいただきました
そしてお食事が済んだ後はお待ちかねの吉川さんの登場
会場の照明がスウッと落ち、会場後方から足に鈴を巻きつけた吉川さんが登場。
シャンシャンという音とともに吉川さんが壇上に上がると、
そこから1時間、吉川さんの世界でした。
1時間の間どっぷりと、吉川さんの世界に浸りました。
立ったままチェロを演奏されるというのも驚きだったのですが、
リアルタイムで自分の演奏を録音、即それを再生させ、
そのうえに即興演奏をするという斬新な演奏方法にも衝撃を受けました。
何の違和感もなく音が2つになり3つになり、あたかもそこに何人ものチェリストがいるかのよう。
どのタイミングで録音を操作しているんだろうと目を凝らしてみていたのですが、
その謎はとうとう最後まで解けませんでした
途中チェロをコツコツと叩いてみたり、足の鈴をならしたり、時には声を使った演出もありました。
おっ、おもしろい
〜音楽は楽しんでください〜
と演奏中にも仰っていた吉川さん。
その言葉通り、今までに聴いたこと見たことの無い様な演奏の仕方・チェロの音で、
チェロってこんな音が出せるんだ!こんな弾き方もあるんだ!と、
まるで子供に戻ったようにわくわくしてしまいました。
発見・驚き・感動で、新しいチェロの世界を知ることができたように思います。
吉川さんの熱のこもった演奏は続きます。
吉川さんは、ライフワークとして知的障害・重度障がい者施設・老人ホーム等で
慰問活動を積極的にされています。
今年は、東日本大震災を受け、キャンピングカーに寝泊まりしながら
慰問演奏活動をされているそうです。その時のお話もして下さいました。
吉川さんの音楽に対する思い、そして人に対する思いがとても深く、その吉川さんから
奏でられる音楽はとても温かで会場全体を包み込んでくれているようでした。
最後はお客様総立ちとなり、アンコールの嵐でした
私は、5ケ月程前から吉川さんとやりとりをさせていただいており、
公演の日をずっと楽しみにしておりました。このご縁に心から感謝致します。
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(写真中央が吉川よしひろさんです。)
最後に、吉川さんとスタッフで集合写真を撮影
吉川さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。
心に残るあたたかいステージでした。